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ユトリロ  通り Maurice Utrillo


酒とモンマルトルをひたすらに愛したユトリロは、何故誰も描かなかった街の景色を何度も何度も繰り返し描いたのか?ユトリロは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、芸術の中心となったモンマルトルで、71年の生涯、ひたすらこの街を描きました。 街角のあちこちに今もユトリロが描いた風景が残っています。 17歳にしてアルコール依存症で入院したユトリロは、その対症療法として絵を描くことを薦められました。初めは嫌がっていましたが、最愛の母ヴァラドンが喜んだため、ユトリロは風景画を描いたのでした。ユトリロのアルコール依存症が一段とひどくなったのは、彼が25歳になった頃からでした。居場所のなくなったユトリロは、酔いどれながらモンマルトルの安宿やビストロを泊まり歩きます。 20代後半、ユトリロが1年に600枚以上の傑作を次々と描いた数年はやがて、「白の時代」と名づけられました。彼は、独特の白を使ってモンマルトルの空気を描きました。パリの裏通りを彩るのは漆喰の白であります。一見、平坦に見える白い壁。だが、その色彩は何度も何度も少しずつ絵の具を重ねて描く事で、一見寂しげに見える風景に暖かみを与えています。ユトリロはこの白を生み出す為に絵の具に砂や漆喰を混ぜ合わせ、色遣いだけでなく、肌触りにまで拘りました。これがユトリロの編み出した白でした。 彼は構図にはそれほどこだわることはなく、晩年のものも同じであります。彼は絵葉書にデッサン用の方眼を引き、それをキャンバスに写し取っていたのです。精神が不安定で外に出られない時、酒を断つ為に監禁されていた時の苦肉の策でした。 たとえ、目の前にその風景がなくても、モンマルトルの街を心に焼き付けるかのように。酔いつぶれながらも、目に映った白い壁。それは、画家であるユトリロが生きてきた証でした。彼の思い出はパリ・モンマルトルの裏通り、白い街にあります。

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