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シャガール  私と村 Marc Chagall


1930年代後半、シャガールの芸術はヨーロッパでの社会情勢と呼応して大きな変化を遂げていきます。それは、ユダヤ人に対するナチスの残虐行為を伝える報道が、フランスを活動の拠点としていたシャガールのもとに伝わってきたことから始まりました。ユダヤ人であるシャガールの作品は、ナチスによって、「退廃的である」というレッテルが貼られ、ドイツでは多くの作品が廃棄されてしまうという運命を辿ります。この頃から、故郷や家族といった身近なテーマばかりだけではなく、聖書の言葉やキリストの姿をテーマにした作品が増えていきます。画家自身の心を映し出しているのではないでしょうか。 流浪の民ユダヤという重い宿命を背負いながら、激動の20世紀を駆け抜けたマルク・シャガール。過酷な運命に翻弄されながらも、彼は人間愛に満ちた優しいまなざしでキャンバスに独自の世界をつくりあげました。そこは人間、動物、植物といった生きとし生けるものすべてが平等な平和の空間であり、幸福でファンタジーな世界が満ち溢れています。しかし、そのまなざしは同時に、平和の裏にある人間の苦難をみつめ、人間の愚かさを直視し鋭く刻んでいます。

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